ActionScript 3.0の最適化
AdobeのサイトにFlashのパフォーマンスを最適化する手法について解説した「Optimizing Performance for the Flash Platform」が公開されました。その中で「ActionScript 3.0 performance」の「Miscellaneous optimizations」の内容は、Adobeのデベロッパーセンターに寄せた記事「ActionScript 3.0におけるパフォーマンス向上のヒント」とかなり重なる部分がありました。
まず、つぎの3項目です。
- ループ処理内の繰返し評価を避ける
- TextFieldオブジェクトには+=演算子でなくappendText()メソッドを使う
- 可能ならループ処理の外でTextFieldを更新する
これらは、前掲記事の02「型指定した変数を活用する」で述べたこととほぼ同じです。
つぎに、以下の項目は、記事の01「データ型を指定する」で説明しています。
- 配列アクセス演算子[]の使用はできるだけ避ける
そして、つぎの項目は、記事の06「数値の演算」で紹介したMath.abs()メソッドをステートメントで書替える例が挙げられていました。
- 可能ならコードを直に書込んで関数呼出しを減らす
なお、残ったつぎの項目については、簡単に試してみたところ、処理速度の明らかな改善は見られませんでした。
- whileループでは減算を使う