新人研修
今年は例年より新人研修の受託件数が多かった。
ニュースでも、今年は空前の売り手市場との報道がなされていたが、当スクールもそんな世相を反映しているということだろうか。
少し時期はずれな話題だが、今年の新入社員は、就職活動が非常に楽だったそうで...。
就職「超氷河期」と呼ばれた世代の私にとっては実に羨ましいお話だ。
そんな今年の新入社員のタイプは、「カーリング型」と命名された。
売り手市場の時期に入社し、会社への帰属意識は低めのため、会社側が働きやすい環境づくりに腐心する...つまり、カーリングのように、周りがゴシゴシ擦ってあげないと前へ進まないということらしい。
私の職場では長いこと新卒採用をしていないので、新入社員タイプの実際を知ることはできないのだが、入社して2ヶ月、フレッシュマンの皆さんはそんな評判を払拭すべく頑張っていることだろう。
この命名儀式、昭和48年から毎年行われている。
ちなみに昨年の新入社員タイプは「デイトレーダー型」、その前の年は「ブログ型」と命名されたそうだ。
「デイトレーダー型」は、「景気の回復で久々の大量採用だったが、氷河期前とは異なり、細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、安定株主になりにくい。売り手市場だっただけに、早期転職が予想される。ネットを駆使した横のつながりで情報交換が活発だが、情報に踊らされない慎重さも必要。」
「ブログ型」は、「表面は従順だが、様々な思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張する。繊細な感受性とブログ的なネットワーク力に優れるが、パソコンに語るだけに止まる傾向もある。」とされている。
▼財団法人 社会経済生産性本部報道資料
平成20年度・新入社員のタイプは「カーリング型」(PDF文書)
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/lrw/activity000857/attached.pdf
私が新卒入社した平成8年は「床暖房型」... 断熱材(評価)いれないと熱(ヤル気)が床下(社外)に逃げる...ということからの命名らしい。
これまた手厳しい評価だが、なかなかウマい比喩で感心してしまう。