JaGraプロフェッショナルDTP&Webスクール スキルアップブログ

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DTPエキスパート認証試験講座の思い出

2年前、某企業向けに「DTPエキスパート認証試験」の合格対策講座をオーダー研修として請け負ったのですが、当時の受講メンバーの方と担当講師とで久しぶりに集まることになりました。

常設スクールは2日以内で終了する短期講習が中心ですが、DTPエキスパート対策講座は膨大な勉強量と課題の制作が必要なため、約3ヶ月間、延100時間以上での実施となりました。
受講者の方も講師も、「試験合格」という統一目標に向かって長い時間を共有したので、短期講習とはひと味違う結び付きのようなものが生まれた気がします。
そして、受講メンバー8名全員が見事合格!という最高の結果を残すことができたという意味でも、忘れることのできない思い出となりました。

私がDTPエキスパートを取得したのは2002年で、今年の夏に4回目の資格更新を迎えます。
現在のDTPエキスパートは、筆記試験終了後に課題用データが手渡され、3週間以内に課題を提出することになっていますが、2002年当時は2週間以内でした。
2週間というと結構時間があるように思えますが、DTPエキスパートで提出する課題というのは、単に誌面を仕上げてプリントアウトして提出すればいいという性質のものではなく、自分が設計した誌面デザインの「作業手順書」を10ページ程度のマニュアルにおこさなければならないのです。
自分の作成したマニュアル通りに作業をすれば、誰が作業しても同じ誌面が仕上がるよう、レイアウト設計から始まり、寸法指示や文字組み設定、図版処理の方法なども細かく記載する必要があるのですが、この作業は想像以上に大変です。
現在は3週間に引き延ばされているとはいえ、それでも日中お仕事している方にとっては、十分に作業時間があるとはいえないでしょう。

DTPエキスパートというのは、一日がかりで受験した筆記試験が終了した後も、開放感に浸れない点が非常に悲しくもありますが、課題の提出が終わるまでヤル気を持続させ、課題作成に十分時間を確保することが合格のポイントだと思います。